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放射線の利用(2009.07.07)


●放射線はレントゲン(X線)検査などさまざまな分野で利用されている。

表1 放射線の利用
分野
内容
医療

●レントゲン(X線)検査(体内の様子を調べる)
●インビボ検査(アイソトープを含んだ薬をトレーサとして使い、検査用カメラで外部から臓器の機能等を調べる)
●インビトロ検査(採取した血液や尿などを放射性医薬品と反応させ、ホルモンなどの微量な成分の濃度を測定する)
●放射線治療(放射線発生装置から出てくる放射線を、患部に照射する)

工業

●放射線には分子と分子を結びつけ、より強い分子を作る働きがあり、この性質を利用して熱に強い電線や、高速走行に適した品質強化タイヤ(ラジアルタイヤ)などを作る。
●物質を通り抜ける性質を利用した非破壊検査や物の厚さの測定に使われる。

農業

●放射線照射による殺菌、殺虫。
●ジャガイモの発芽防止。
●不妊の害虫を作り出して利用する害虫駆除
●品種改良


解説:
 放射線の利用ではレントゲン(X線)検査が最も身近ですが、その他にも物質を通り抜ける性質を利用した非破壊検査や、より強い分子を作る性質を利用したラジアルタイヤなどの製造、不妊の害虫を作り出して利用する害虫駆除、ジャガイモの発芽防止、放射線の持つエネルギーを利用したガン治療など、医療、工業、農業などさまざまな分野で利用されており、国民の健康や生活の水準向上、産業振興等に貢献しています。

 原子力政策大綱においても、今後とも効率的な利用を期待する、としています。
江音留義(えね るぎ)博士の脱線話:
 放射線がいろいろと利用されておるのは、放射線に物質を通り抜ける性質とエネルギーがあるからなのじゃよ。例えば、放射線治療では人体内部に放射線を照射してがん細胞を殺したりしておる。物質を通り抜ける性質とがん細胞を殺すエネルギーがあるからこそ出来る芸当じゃのう。

 車でも放射線でも何でもそうじゃが、適切に管理して使うと人類にとって有益になり、逆に管理から外れて使われると被害を引き起こす、という訳じゃ。何事も適切な管理は重要じゃのう。
関連ページ:
原子力政策大綱
放射線と放射能の違い
放射線とは
自然界の放射線
放射線の人体への影響
放射線から身を守る方法
電磁波と光
関連サイト:
(独)放射線医学総合研究所放射線Q&A
日本原燃株式会社放射線について
緊急被ばく医療REMnet
原子力・放射線安全確保ホームページ
(社)日本アイソトープ協会

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