美浜発電所2号機事故(2009.07.07)
●1991年2月、関西電力(株)美浜発電所2号機で、日本における最初の非常用炉心冷却装置が作動する事故が発生した。
●微量の放射性物質が外部へ放出されたが、周辺環境への影響は認められなかった。
解説:
1991年2月、定格出力で運転中の関西電力(株)美浜発電所2号機の蒸気発生器の伝熱管1本が破断し、原子炉が自動停止し、非常用炉心冷却装置(ECCS)(安全装置の一種)が作動しました。この事故は日本における最初の非常用炉心冷却装置が作動した事故です。
伝熱管が破断した原因は、蒸気発生器伝熱管の振れ止め金具の設置ミスのために異常な振動が発生し、材料の疲労によって破断に至ったと判断されています。
微量の放射性物質が外部へ放出されましたが、周辺環境への影響は認められませんでした。
この事故により、電力会社は自主保安活動の強化を図ることとし、国も安全確保対策の一層の充実を図るこことしました。
なお、美浜発電所2号機は、蒸気発生器を新しいものに取り換える等の再発防止対策を行い、1994年に運転を再開しています。
(解説の参考:資源エネルギー庁>エネルギー白書2008)
関連ページ:
●美浜発電所3号機二次系配管破損事故
●軽水炉(沸騰水型と加圧水型)
●日本の原子力発電のトラブル
●原子力発電所の安全確保のしくみ
●原子力発電事故の評価尺度
関連サイト:
●(独)原子力安全基盤機構>データベース
●資源エネルギー庁>エネルギー白書2008
●資源エネルギー庁>なるほど! 原子力AtoZ
●電気事業連合会
●(財)日本原子力文化振興財団>あとみん>原子力百科事典ATOMICA
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