プルサーマル(2009.07.07)
●軽水炉で使用した燃料を再処理して得られたプルトニウムを、再び軽水炉で利用することを「プルサーマル」という。

図1 原子力発電におけるウラン燃料とMOX燃料
解説:
軽水炉で使用した燃料を再処理して得られたプルトニウムをウランと混合すると、既存の軽水炉でもう一度燃料として利用することができます。このプルトニウムとウランを混合した燃料をMOX燃料(MOX:Mixed
Oxide
Fuel)といい、軽水炉でプルトニウムを利用することを「プルサーマル」と呼んでいます。
日本では、将来的にはプルトニウムは高速増殖炉で利用する方針ですが、当面は「エネルギー基本計画(2007年3月改定)」において、「使用済燃料の再処理によって回収されるプルトニウムを有効利用するプルサーマルを着実に推進していく」こととしており、新型転換炉「ふげん」などで利用実績があります。
電気事業連合会が、2010年度までに合計で16〜18基の軽水炉でプルサーマルの導入を目指し取り組むことを公表しており、プルサーマルの導入を計画している発電所では、受入れ・使用に向けた準備を行っています。しかし、計画は遅れており、3〜5年程度の延期となるもようです。
MOX燃料はフランス、ドイツなど諸外国で使用実績があり、1960年代から2006年12月末までに57基、合計約6000体のMOX燃料の使用実績があります。
関連ページ:
●軽水炉(沸騰水型と加圧水型)
●新しい原子力発電技術
●軽水炉の燃料
●再処理
関連サイト:
●資源エネルギー庁>なるほど! 原子力AtoZ
●電気事業連合会>原子燃料サイクル
●(財)日本原子力文化振興財団>あとみん>原子力百科事典ATOMICA
●原子力の科学館あっとほうむ
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