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●「原子燃料サイクル」の主な目的はウラン資源の高効率利用である。 ●高速増殖炉が利用できれば膨大なエネルギー資源を手にすることができる。 ![]() 図1 原子燃料サイクルによる天然ウラン需要量の節約効果 出所:資源エネルギー庁>原子力AtoZ>核燃料サイクルのしくみ
解説: 原子力発電の燃料である低濃縮ウランの使い方には、1度燃料として使用した後そのまま廃棄処分する方法(ワンス・スルー方式)と、使用済燃料を再処理して再利用する原子燃料サイクルの方法があります。 資源に乏しい日本では、ウラン資源の高効率利用が可能になるため、原子燃料サイクルの方針をとっています。ただし、使用済燃料を再利用(リサイクル)するか、再利用せず廃棄処分するかは、国によって方針が異なり、アメリカのようにリサイクルをしないで、使用済燃料をそのまま処分しようとしている国もあります。 再処理しない方法では天然ウランの0.5%程度しか燃料として利用できませんが、再処理してプルサーマルで利用すれば、天然ウランを1割以上有効利用できます。 高速増殖炉を利用する方法では、天然ウランを飛躍的に有効利用でき(ウラン利用度は、ワンススルー方式の軽水炉で0.5%、高速増殖炉で60%程度:鈴木篤之、「プルトニウム」、ERC出版(1994)より)、膨大なエネルギー資源を手にすることができます。 また、再処理を行わずに直接に廃棄処分する場合には、再処理を行った場合に比べ、多量の放射性廃棄物が発生し、その処分に必要な処分場も大きくなります。核燃料サイクルの方法は、この放射性廃棄物の量を減らすことにもなります。 関連ページ: ●原子燃料サイクル ●再処理 ●プルサーマル ●放射性廃棄物の処理・処分 関連サイト: ●資源エネルギー庁>なるほど! 原子力AtoZ ●原子力委員会>部門別情報>旧専門部会・懇談会資料>新計画策定会議>第5回会議資料 ●電気事業連合会>原子燃料サイクル ●(財)日本原子力文化振興財団>あとみん>原子力百科事典ATOMICA ●原子力の科学館あっとほうむ |