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●1895年にレントゲンがX線を発見した。 ●キュリー夫人(1867-1934)が放射線を出す性質を放射能と名づけた。 ●1903年にラザフォードがアルファ線(α線/ヘリウムの原子核)とベータ線(β線/電子)を発見した。 解説: 放射線や放射性物質の存在が確認されたのは、今から約100年前(1895年)のドイツのレントゲン(1845-1923)によるX線の発見からです。レントゲンは、放電管に数千ボルトの電圧をかけて陰極線の実験を行っていた際、偶然に放電管を厚い紙で覆っているにもかかわらず近くにおいてあった蛍光物質が発光している現象を発見し、放電管から目に見えないが物質に対する透過力をもった何かが発していると結論づけ、これをX線と名づけました。 その後の研究で、X線は密度の小さい皮膚や筋肉は通過するが、密度の大きな骨や金属は通過しない性質も発見され、医療分野などの多くの分野で利用されています。 レントゲンがX線を発見した翌年(1896年)、フランスのベクレル(1852-1908)が暗部においたウラン鉱石を写真乾板で包んでこれを現像した結果、ウラン鉱石からX線に似た感光作用を持つ放射線が出ていると考えました。この放射線はしばらくの間、ベクレル線と呼ばれていました。 その発見に刺激されたマリー・キュリー(キュリー夫人)(1867-1934)は、夫ピエール・キュリーが発明した計測器を使って、ウラン鉱石から放射線を出しているのはウラン原子であることを見出し、その放射線を出す性質を「放射能」と名づけました。 その後、電子を発見したJ.J.トムソンの下で研究していたイギリスのラザフォード(1871-1937)は、1903年にガイガーと共同でウランから2種類の放射線が出ることを発見し、それらをアルファ線(α線)、ベータ線(β線)と名づけました。その際、α線はプラスの電気を帯びた重い粒子の流れ、即ちヘリウムの原子核と断定し、ベータ線はマイナスの電気を持った軽い粒子(電子)の流れであることを見出しました。 その後、ピエール・キュリーは磁石に影響されず電気を持たない粒子の流れ(電磁波)があることを発見し、これをガンマ線(γ線)と名づけました。 ラザフォードの弟子のチャドウィックは、1932年にベリリウムにα線をあてて出てくる放射線(中性子線)をγ線では説明できない大きな質量を持ったものとして中性子の存在を見出しました。 関連ページ: ●核分裂の発見 ●放射線と放射能の違い ●放射線とは ●放射能とは ●自然界の放射線 ●電磁波と光 関連サイト: ●(財)日本原子力文化振興財団>あとみん>原子力百科事典ATOMICA ●(独)放射線医学総合研究所>放射線Q&A ●日本原燃株式会社>放射線について ●(社)日本アイソトープ協会 参考資料: ●(社)日本原子力学会、原子力技術開発50年の歴史(EXCELファイル) |