軽水炉の燃料(2009.07.07)
●軽水炉の燃料は、核分裂するウラン235の割合を3〜5%程度に濃縮したウランである。
●軽水炉の全出力の約1/3がプルトニウムからのエネルギーである。
●プルトニウムは、貴重なエネルギー源だが、その管理は注意が必要である。

図1 天然ウランと低濃縮ウラン(発電燃料)
解説:
天然のウランは本来核分裂しないウラン238と、核分裂するウラン235からなり、その大部分がウラン238(ウラン235が約0.7%)です。最も一般的なタイプの原子炉である軽水炉の燃料は、核分裂するウラン235の割合を3〜5程度%に上げた(これを濃縮といいます)低濃縮ウランが利用されています。
原子炉でこのウラン燃料を核分裂させると、本来核分裂しないウラン238の一部がプルトニウム239に変化します。このプルトニウム239も分裂してエネルギーを出し、軽水炉の全出力の約1/3がプルトニウムからのエネルギーとなっています。
プルトニウムのエネルギーを有効に利用できれば、小資源国の日本では非常に貴重なエネルギー源となりますが、一方、核兵器への流用への懸念や放射能が強いことなどから、その管理には充分な注意が必要です。
関連ページ:
●原子力発電のしくみ
●軽水炉(沸騰水型と加圧水型)
●新しい原子力発電技術
●原子力発電と原子爆弾の違い
●プルサーマル
●核反応とエネルギー
関連サイト:
●資源エネルギー庁>なるほど! 原子力AtoZ
●電気事業連合会
●(財)日本原子力文化振興財団>あとみん>原子力百科事典ATOMICA
●原子力の科学館あっとほうむ
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