メタンハイドレート(2009.07.07)
●メタンの分子を包みこんだカゴのような水の結晶構造を「メタンハイドレート」という。
●メタンハイドレートの量は膨大であり、新たなエネルギー資源として期待されている。
●しかし、開発・利用には課題も多く、研究開発が進められている。

三角緑はメタン分子、球赤は水分子
図1 メタンハイドレートのかご構造
出所:メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム

図2 日本近海のメタンハイドレート分布
出所:経済産業省、エネルギー白書 2007年版(2007)
解説:
ガスの分子を包みこんだカゴのような水の結晶構造を「ハイドレート」と言います。メタンの分子を閉じこめたものを「メタンハイドレート」といい、見た目は白いゼリーや湿った雪のように見えます。「メタンハイドレート」は深い海の底やシベリアの凍土の下など低温・高圧の環境で作られ、未来のエネルギーとして期待され、これを開発・利用する研究が始まっています。
メタンハイドレートは世界中に分布し、日本周辺でも多く(日本の年間天然ガス使用量の約100年分)分布していると推定されています。主に海底にあるメタンハイドレートの量は現在知られている全世界の天然ガスと原油、石炭などを合わせた総埋蔵量の2倍以上あると言われており、もし安全に利用することができれば新たなエネルギー資源として期待できます。
しかし、その開発・利用には、安く安全に取り出す技術開発などの多くの課題があり、それらの研究開発が進められています。こういった課題を克服して、初めて人類に有効なエネルギー源として利用することが可能となります。
関連ページ:
●天然ガスとは
●天然ガスの位置づけ
●日本の天然ガス消費量
関連サイト:
●メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム
●資源エネルギー庁>エネルギー白書
●産業技術総合研究所>環境・エネルギー
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