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●石炭ガス化は、今から約200年前の1792年、イギリスのW・マードックが最初とされている。 ●ドイツにおいて、第二次世界大戦突入を契機として、近代的ガス化技術が開発された。 ●1973年の石油危機により、発電用としても期待されるようになった。 解説: 石炭のガス化は、今から約200年前の1792年にイギリスのW・マードックが、石炭から可燃性ガスを取り出したことが最初とされています。 当時のエネルギー源の主流は石炭であり、石炭ガスはその簡便さから、都市ガスとして利用(照明用や暖房用)されるようになり、イギリスでは1810年初頭より、アメリカでは1820年頃から、その専門会社が設立されました。 特に、1930年代のアメリカでは、1万台を超えるガス化装置が製造され、年間1200万トンの石炭をガスに変換したと言われています。 我が国でも、20世紀初めに海外の技術を導入して、石炭による都市ガス供給を行いました。 その後、ドイツにおいて、第二次世界大戦突入を契機として、国内で豊富に産出する石炭のエネルギーを利用する目的から、石炭ガス化の技術が盛んに行われ、近代的ガス化の原形ともいわれる各種技術(ルルギ炉(固定床方式)、ウインクラ炉(流動床方式)、コッパース炉(噴流床方式))が開発されました。これらは第1世代のガス化炉と呼ばれています。 しかし世界的に安価で取り扱いが容易な石油が普及し、さらに天然ガスも導入されるようになると、石炭は石油、天然ガスに市場を奪われました。 しかし、1973年の石油危機により、改めて石炭の埋蔵量が多いこと、採掘できる地域が偏っていないことなどの特徴から石炭が再び見直され、同時に石炭からのガス化技術も新たな視点から注目されました。 そして、石炭ガス化の目的も従来からの用途である都市ガス用、産業用としての分野に加え、発電用としても期待されるようになりました。 関連ページ: ●クリーン・コール・テクノロジー ●石炭の位置づけ ●都市ガス 関連サイト: ●資源エネルギー庁>パンフレット ●(財)石炭エネルギーセンター>石炭ランド |