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主な発電方式の特徴(2009.07.07)


●それぞれの発電方式には長所や短所があるので、それらを考慮した効率的な利用が求められる。

表1 主な発電方式の特徴
発電方式

電源特性

環境負荷

供給安定性

課題等

石炭火力

一定の発電量を維持する発電に用いられている。

他電源と比べ、二酸化炭素排出量が最も多い。

資源が広く、多くあるため供給安定性は高い。

二酸化炭素排出を抑えるため、高効率な発電方式などの対策が望まれる。

石油火力

需要量変化への対応に用いられている。

二酸化炭素排出量は、天然ガスより多く、石炭よりは少ない。

中東地域への依存度が高く、供給安定性に懸念がある。

石油依存度を低下させる目的から、さらなる導入は好ましくない。

LNG火力

高効率で、需要量変化への対応や一定の発電量を維持することも対応できるなど優れた特性がある。

石油や石炭火力と比べ、二酸化炭素排出量が少ない。

東南アジアや中東への依存度が高く、供給安定性は高くない。

より高い効率の発電方式が開発・導入されている。

原子力発電

一定の発電量を維持する発電方法がとられている。

発電時に二酸化炭素をほとんど排出しない。

燃料のウランは多くの地域に分布し、燃料の備蓄が容易など、供給安定性は高い。

国民の原子力に対する不安や、高レベル放射性廃棄物の処理処分対策の解決が望まれる。

水力発電

需要量変化への対応にも用いられる。

発電時に二酸化炭素をほとんど排出しない。

渇水時には発電が困難になる。

大規模発電が可能な場所が少なくなっている

太陽光発電

発電が不安定であり、天候や時間帯により必要な電力が得られない。

発電時に二酸化炭素をほとんど排出しない。

資源の制約はないが、不安定である。

不安定な発電への対策と高いコストの低減が必要になる。

風力発電

発電が不安定であり、風の状況の良い場所が求められるため立地場所が限られる。

発電時に二酸化炭素をほとんど排出しない。

資源の制約はないが、不安定である。

不安定な発電への対策と騒音、景観などへの対策が必要になる。

参考:原子力ポケットブック 2004年版


解説:
 現在、主な発電方式には火力発電(主な燃料は石炭、石油、LNG)、原子力発電、水力発電などがあります。また新たに再生可能エネルギーを利用した太陽光発電や風力発電などの利用が進められています。それぞれの発電方式には長所や短所があるので、それらを考慮した効率的な利用が求められています。
関連ページ:
電力の需要量の変化とその対応
発電方式別の発電コストの比較
火力発電の効率
発電方式別のCO2排出量

関連サイト:
資源エネルギー庁個別施策情報

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