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「経済・環境・エネルギー」の関係(2009.10.05)


●経済・環境・エネルギーは密接な関係にあり、これらのバランスをとりながら発展することが望まれる。


図1 密接な関係にある3つのE(経済・環境・エネルギー)


解説:
 経済成長(Economy Growth)と環境保全(Environmental Protection)とエネルギー需給安定(Energy Security)は密接な関係にあります。

 経済成長・維持のため、資源・エネルギーが大量消費され、このエネルギーの大量消費によって環境の悪化が引き起こされています。

 密接な関係にある経済・環境・エネルギーの問題は、現在のところ真の対策は確立していません。

 この解決のためエネルギーの有効利用や非化石エネルギーの供給促進などが考えられていますが、これらも簡単に実行できるものではありません。

 いずれにせよ、これからの人類は、地球という限られた空間で生きる限り、経済・環境・エネルギーのバランスをとりながら発展することが望まれています。
江音留義(えね るぎ)博士の脱線話:
 この経済・環境・エネルギーの関係をよく表した式として、日本の茅陽一教授が提唱した下式を紹介してみようかの。この式は二酸化炭素排出量を主な項目に分解したものじゃ。この式により二酸化炭素排出量の削減をどうしたらよいかが分かりやすくなるのじゃよ。

 CO2排出量=(CO2排出量/エネルギー)×(エネルギー/GDP)×(GDP/人口)×人口

 この式の第1項目の(CO2排出量/エネルギー)は、利用するエネルギーに対してどれだけCO2が排出されるのかを表すものじゃ。この項目を小さくするためには、CO2をあまり排出しないエネルギー(再生可能エネルギーや原子力発電など)の割合を増加させたり、CO2を大気中に出さないようにするといった対策になる。

 第2項目の(エネルギー/GDP)は、、同じGDPを得るためにどれだけのエネルギーを使ったかを表すものじゃ。この項目を小さくするためには、省エネを進めることが対策になる。この分野は日本が得意とするところじゃのう。

 第3項目の(GDP/人口)は、一人当たりのGDPのことじゃ。この項目は経済に関する項目で、この項目は小さくするよりも、むしろ大きくしたほうが良いのう。

 第4項目の(人口)が多くなれば、当然CO2排出量も大きくなることにつながる。この項目も政策的にどうこうする訳にはいかんのう。世界の人口は今後も増加していくと見込まれているので、CO2の増加圧力となっておる。ただし、日本では、今後は人口は減少していくと予想されておる。

 ということで、経済を発展させつつ、CO2排出量の削減をするには、CO2をあまり排出しないエネルギーを使うようにしたり、省エネを進めることが必要という訳なのじゃよ。
関連ページ:
人類とエネルギーのかかわり
GDPとエネルギー消費量の関係
発電方式別のCO2排出量
CO2回収・貯留技術
各国のエネルギー利用効率
増え続ける世界人口
世界のエネルギー資源埋蔵量
関連サイト:
資源エネルギー庁エネルギー白書

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