1.日時・会場

日時 平成31年3月8日(金) 14:00~16:00
会場 航空会館 2階 201会議室

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2.報告テーマ

(1)海外の高速炉の廃止措置

一般財団法人 エネルギー総合工学研究所
耐震・廃止措置グループ
特任参事
林道 寛

テーマ(1)について
 高速炉の開発は、世界各国の先進国で行われてきた。開発は段階を踏まえて行われており、各国とも実験炉、原型炉、実証炉を経て実用炉へと、基礎的な課題から大型化に至る課題まで、各国が情報を共有しながら進めてきている。しかしながら、軽水炉と同様に、使命の終了やその他の理由で停止し、廃止措置を迎えた開発段階の高速炉が増えてきている。高速炉は軽水炉と異なり、化学的に活性なナトリウムやNaKを冷却材として用いており、ナトリウムそのものの取扱いや機器の内表面や容器の底部の残留ナトリウムの処理など、廃止措置にあたり、軽水炉にはない課題がある。本研究会では、廃止措置が行われているフランス、英国、米国の進め方を紹介する。

(2)最先端ロボット技術のご紹介 ~リアルハプティクスで危険作業を安全に~

慶應義塾大学
理工学部
システムデザイン工学科
専任講師
野崎 貴裕 様

テーマ(2)について
 「Real Haptics(リアルハプティクス)」とは、人間が創り出す優しく柔軟な動作を遠く離れた場所に伝え、保存し、再現する最先端のロボット技術である。本技術によって、時間や空間を超えて人間の動作情報を活用することが可能となり、危険な作業を遠隔地から安全に行えるようになる。また、従来人手に頼らざるを得なかった手間暇のかかる作業の自動化や、対象物が有する硬度等の物理特性の数値化が実現される。
 本講演では様々な応用事例と共に、リアルハプティクスが拓く新たな未来社会とそれにともなって創出されるビジネスの可能性についてご紹介します。

3.申し込み方法

申し込みは締め切りました。

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